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ハサミトリビア
- 2015/03/23(Mon) -
皆さんこんにちは! ReMix綾瀬店です。

先日のお休みに自宅(kojima家)のすぐ裏にある(たまたま。)ショップを1つ訪ねました。

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看板を見てもらえたら一目瞭然ですが、我々が日々仕事で常に使用する鋏。業界では「シザー」と呼びますが、そのショップ兼工房にお邪魔してきました。

皆さんもご来店の時に担当者が腰から下げているシザーをよく目にすると思います。ケースに何丁もシザーが入れられて何を何の用途で使い分けているのかもよく分かりませんよね!?(苦笑)
我々が皆さんの髪をデザインし、より自宅でも再現性を高く維持できるようにするためには不可欠なシザー。
今回はそんなシザーのお話を。

シザーにはたくさんの種類がありますが、おおまかに2つに分けることができます。

1.カットシザー
直刃のハサミで、主に髪型のベースを作っていく時に使います。
切り口はパッツン。専門ではブラントシザーと呼びます。

2.セニングシザー
刃がくし状になっており、髪の毛の量を軽くする時に使います。
一般的にはすきバサミと呼ばれていますね♪

じゃぁ、ケースには2丁でいいんじゃないの?と思いますが、この2種類から更に細かく使い分けがあります。

・刃の長さ(インチサイズで区別 刈上げ用など)
・刃の形状(直刃、笹刃、蛤刃etc 質感の違いで使い分け)
・デザイン(個々の好みで、ハンドル形状や重さなど)
・櫛刃の本数(セニングシザーのカット率(すき率))

大体平均で3~5本のシザーを持っているスタイリストが多いのではないでしょうか?当然シザーは鋼材同士が擦り合うので磨耗もします。半年から1年で研ぎに出すためその間仕事が出来なくなると困ってしまうので、代わりのシザーも用意するため保有本数もその倍の数になりますね。
値段はピンきりです。平均1丁¥50.000~80.000程度でしょうか・・・。安くは無いですね。中には数十万円するものもあります。たまにお客様から、会社支給なの?と聞かれますが全て個人購入です!!
アシスタントのうちは1丁買うのも一苦労です。鋏の支払いのために月末は金欠で大変でした(笑)

で、営業中に鋏を落とすと厄介です・・・。高価なおまけに落とした衝撃で「刃こぼれ」をおこします。最悪リペアの必要があるため、周りのスタッフは「あぁ~ぁ。。。」という目で見てきます。当の本人は青ざめた顔でお客様に平気ですよ。と言う。美容室あるあるです。
皆さんもそんな場面に遭遇したときはスタイリストにそっと「ご愁傷様w」と声をかけてやってください。

さて、鋏は何処で購入するのでしょうか?

1:ハサミ屋さん
コレがまず基本でしょう。美容室で働いていると、定期的にハサミ屋さんが来てくれます。ケースに入った大量のシザー(商品やサンプル品)を見せてくれたりして気に入ったものがあれば、その場で購入できます。
研ぎやメンテナンスなども、このハサミ屋さんが受付けています。

2:卸問屋
美容師や美容関係者しか入ることのできない岡本商会という「美容師さん専用デパート」が大阪と東京に2店舗あり、そこのハサミコーナーで購入できます。

※ちなみに、入店チェックがあるので一般の人は入れません。

3:ネットで購入
直接メーカーのサイトから購入したり、楽天市場やヤフーショッピング。モバオクやヤフオクなど、ネットを通しても購入可能です。アシスタントの子がよく利用しています。

4:先輩からもらう
お店の先輩から譲ってもらったり、お下がりとして、もらえる場合があります。

5:コンテストで賞をとる
美容のコンテストで入賞するとハサミがもらえるなんて事もあります。


使用方法も家庭用の鋏とは少し違います。

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シザーは工作鋏と違い<動刃><静刃>とに役割が分かれます。

①母指孔(ぼしこう):親指を入れる穴で、シザーは親指の動きで動刃が開閉されます。
②薬指孔(やくしこう):薬指を入れる穴で固定される静刃を支えます。
③小指掛け(しょうしかけ):小指をのせより静刃を安定させます。

より切れ味を良くするため形状もシザーは少しヨジレています。2枚の刃を閉じた状態にすると間に隙間ができるのも、髪1本1本をしっかりカットするために「」で刃と刃が接しているのです。詳しく見たい方はご来店の時に声を掛けてくれたらお見せしますね。

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訪ねてきた工房も多種多様なシザーが並べられていて、実際手にとって試し切りすることも出来ます。
自分の理想に合ったシザーを探すことが出来て、且つ、カスタマイズにも対応してくれるのも魅力ですよね。

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いい例がコチラ!

我々は職業病として幾つかの我慢と闘っています(大袈裟でなく深刻です・・・)。
その中のひとつに「腱鞘炎」がございますが、このシザーのベアリング(センターのネジ部)部分にバネが仕込まれており親指の開閉の手助けをしてくれる構造で、負担を軽減してくれます!中央のシザーはバネで勝手に開いてくれるのでリング状にすることすら省いてしまいました(汗)
上段のシザーは更に、母指の間接に負担を無くすために母指孔を可動式にされています。

人間工学に基づいてより実用的に常に変化していっているのです。

中には一際目を引くモノが在りました。
鋏職人・彫刻職人・皮革職人がコラボして作り上げた1丁がコチラ!image1.jpg
なんと!¥360.000!!

出来たばかりの頃、18歳の専門学生が購入しに来たそうです。驚きの購入理由が「この仕事に誇りを持って一生辞めない為に買う!」だそうです・・・。
僕は決してその彼に、この職に就いた理由は言えないなと思いました(笑)

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最後帰り際に、来店してくれた方にはプレゼントで渡してると言われ、カットコームとよく指を切る仕事なので絆創膏を頂きました!
絆創膏もミズタニオリジナルのようで、少し使うのが勿体無いかわいらしい絆創膏でした。im8.jpg

今回は普通なら知り得ないであろうシザーのお話でした。(笑)

明日24日(火)はお店の定休日となりますので宜しくお願いします。
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